61　【2025年問題と未来への投資】介護保険料の負担増は避けられない？健康寿命を延ばすことが社会を救う唯一の道

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導入：2025年問題とは？日本の未来を左右する分岐点

近年の社会保障費の増加は、私たちの給料から天引きされる「介護保険料」や「社会保険料」の負担を増やし続けています。

その根本原因となっているのが、日本国にとって避けて通れない大きな節目、【2025年問題】です。

1. 「団塊の世代」が後期高齢者になる衝撃

【2025年問題】を分かりやすく言うと、第二次世界大戦後のベビーブームで生まれた『団塊の世代』の人たちが、2025年に全員75歳以上の「後期高齢者」になることです。

  • 規模の衝撃： 団塊の世代（1947年～1949年頃生まれ）は、年間約270万人もの出生数がありました。つまり、日本全国で約270万人もの人が一気に75歳以上になるということです。これは大阪市の人口とほぼ同じ人数にあたります。

国民の約15人に1人が後期高齢者になるということは、その分、医療費と介護費が急増します。この財源を確保するため、現役世代（主に働く若者）の社会保険料の負担がさらに増加することが避けられない状況となっています。

💰 Part 1：給料から天引きされる「介護保険料」の現実

「年金や社会保障なんて他人事だ」と感じている10代・20代の方もいるかもしれません。しかし、介護保険料は40歳から亡くなるまで、給料（または年金）から天引きで支払うことが法律で義務付けられています。

1. なぜ介護保険料は下がることはないのか？

「2025年問題」で医療・介護費が増大する以上、その財源を確保するため、介護保険料が下がるなんてことはあり得ません。天引き金額は今後ももっともっと上がっていく一方なのです。

特に、お住まいの地域によって保険料には大きな差があり、大阪市の介護保険料は日本全国の中でも最高額に近い水準にあります。これは、高齢者の増加率や行政サービスの状況など、地域固有の事情が絡んでいるためです。

2. 若者が知らないと危ない未来のリスク

現在は40歳から支払う介護保険料ですが、将来の財政厳しさから、「20代から支払う」という議論すら出ています。

もし20代から支払うことになった場合、私たちは自分のためではなく、「70代の誰か（見知らぬ人を含む）のお世話となるお金を、自分のお給料から勝手に天引きされる」という現実を受け入れなければなりません。

🚨 Part 2：健康寿命を知らない「2つのリスク」

難しい言葉が並びましたが、日本国が権威あるシミュレーションを重ねた結果、この問題への最も効果的な解決策は、『個人個人が健康寿命を延ばすこと』、これに尽きるという結論が出ています。

1. 健康寿命とは？

日本の平均寿命は世界トップクラスですが、「健康寿命」と「平均寿命」の間には、男女ともにおよそ10年間ものギャップがあります。

  • 平均寿命： 生まれてから亡くなるまでの期間。

  • 健康寿命： 健康で、誰の介護も受けずに自立した生活を送れる期間。

つまり、人生の最後の約10年間が、誰かの介護が必要な状態になりやすいという現実があるのです。

2. 健康寿命を知らないことで生まれるリスク

健康寿命を知らずに対策をしない場合、あなた個人と、社会全体に次のような大きなリスクが生まれます。

リスクの側面具体的な影響
個人的なリスク要介護・病気に苦しむ期間が長くなる。家族の介護負担が増え、家族の時間と自由を奪ってしまう。
社会的なリスク社会保障費（医療・介護費）の増加に歯止めがかからず、働く世代（若者）の経済的負担が軽減されない。

🚀 結論：健康寿命を延ばすことは最高の「未来への投資」

「健康寿命」は高齢者の話だと思われがちですが、「未来の自分」「今の家族」、そして「社会全体」に直結する、すべての世代のテーマです。

  • あなたが健康寿命を延ばす → 要介護者が減る → 若者の社会的・経済的負担が軽減される

若いうちから健康について考え、知識を持つことは、自分自身のQOL（生活の質）を高めるだけでなく、未来の社会保障制度を支える最高の「未来への投資」になるのです。

インストラクターの誇り：私たちは社会貢献を担っている！

私たちスポーツクラブのインストラクターは、まさに「健康寿命を伸ばす」お仕事をしている存在です。

たとえ微々たるもの、焼け石に水なのかもしれませんが、日本国の社会保険料を軽減させる一翼を担っている存在であると誇りをもってお仕事をしましょう！


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