81 📘 【予防医療の原点と日本の壁】「食」こそ健康を支える土台!社会の課題と闘う「腹八分目」の具体的技術を徹底解説(MITSURU流)




導入:病気を未然に防ぐ「予防」の力と食の立ち位置

ご自身の歯の健康は意識していますか? 昔は「虫歯は治すもの」でしたが、今は「虫歯は防げるもの」へと意識が変わり、予防のために歯医者に通う人が増えました。

この「予防」の考え方こそが、健康でいるための最も重要な土台です。

私は、健康を支えるための基本的な行動を「8つの土台」として捉えていますが、この中で特に『正しい食生活』が深く予防に関わると考えます。なぜなら、「今食べているものが明日の体を作る」というシンプルな方程式が、健康の原点だからです。

しかし、「美味しいもの」を食べたいという人間の本能的な欲求が、健康に良くないと分かっていても歯止めをかけられなくしています。この悪循環を断ち切る原点こそが、「満腹の手前(腹八分目)で止める技術」なのです。

第1章:なぜ日本では「予防」よりも「治療」が優先されるのか?

私たちが食生活を見直す必要がある背景には、日本の医療の仕組みが深く関わっています。残念ながら、日本全体を見ると「予防」よりも「病気の治療」に重点が置かれる傾向があります。

🏥 予防が広がりにくい3つの壁

  1. お金(医療保険)の仕組みの壁

    • 日本の国民皆保険は「病気を治すこと」を主な対象としています。病気になる前の健康診断や運動指導など、「予防」にかかる費用は、基本的に自分で払う必要があります。

    • そのため、多くの人は「病気になったら保険で安くなる」ので、予防よりも治療を選ぶことになりがちです。

  2. 国民の意識の壁

    • 「自覚症状がないと大丈夫」と考え、体に悪いところがなければ健康に無関心になりがちです。特に食事や運動を毎日続ける「予防行動」は、意識的に続けないと定着しません。

  3. 医療費が増え続ける壁

    • 高齢者が増え、生活習慣病を持つ人が増えることで、治療にかかる医療費が膨大になっています。この費用を抑え、国民の健康寿命を延ばすためには、「予防」へのシフトが不可欠なのです。

第2章:社会の壁に対抗する「個人の力」〜食の重要性〜

日本の医療構造が治療優先である以上、自分の健康は自分で守るという意識が特に重要になります。その核となるのが「食」のコントロールです。

無添加食品が体に良いことは皆知っていますが、添加物食品の「美味しさ」という誘惑は強力です。この本能的な欲求に負けて食べ過ぎを繰り返すと、病気を治療する悪循環に陥ります。

私たちは、この「美味しいものの誘惑」という最大の敵に打ち勝つ技術を身につける必要があります。

第3章:食べ過ぎの悪循環を断ち切る「腹八分目」の技術

「美味しいから食べてしまう」のは自然なことですが、「早食い」と「無意識」によって、私たちは歯止めが効かなくなるまで食べ過ぎてしまいます。自分の心と体をコントロールし、「腹八分」で満足するための具体的な技術を解説します。

1. 脳の満腹中枢を操作する「スピードコントロール術」

満腹感は、胃が膨らんでから脳に情報が届くまでに15~20分かかります。早食いをすると、信号が届く前に食べ過ぎてしまうため、物理的に食べるスピードを落とします。

コツなぜ効くのか?(やさしい解説)
一口ごとに箸やフォークを置く物理的に食べるスピードを落とし、脳に「もう十分だ」と伝えるための時間稼ぎができます。
よく噛む(目安:一口30回)噛む回数が多いほど、脳の「お腹いっぱいだよ」という信号を出す場所(満腹中枢)が強く刺激されます。

2. 心理的な歯止めをかける「環境・意識コントロール術」

  • 食べる前に水分補給: 食事の前にコップ一杯の水や味噌汁を飲むことで、空腹感が和らぎ、最初の食べ過ぎを防げます。

  • 小皿を使う: 大きな皿ではなく、あえて小さな皿を使うと、視覚的に「たくさん盛っている」と感じられ、心理的に満足感が得られやすくなります。

  • 「今、何割食べたか」自問する: 食事の途中で「今、腹七分目かな?」と意識的にチェックします。スマホを見るのではなく、自分の内側の感覚に集中しましょう。

  • 食べる順番を工夫する: 野菜・汁物 → 肉・魚(タンパク質) → ご飯・パン(炭水化物)の順で食べると、血糖値の急な上昇を防ぎ、満足感を得やすくなります。

第4章:プロが実践!MITSURU流のオリジナルルール

これらの一般的な方法に加え、ダンスインストラクターである私が実践している、特に水分補給を絡めた食べ過ぎ防止テクニックをご紹介します。

MITSURU実践のオリジナルルール

『食後(腹八分の状態)に水500mlを一気飲み!』

これは、食事の量を補うだけでなく、インストラクターにとって特に重要な水分不足の解消と食べ過ぎ防止を兼ねた一石二鳥のテクニックです。

水分が足りないと、体内で酸素や栄養がうまく運ばれず、老廃物がたまりやすくなり、肌のシミやシワなど「肌トラブル」として現れることがあります。腹八分目で食事を終えた後に、この水分補給を行うことで、体調管理を徹底しています。

(※ただし、胃腸が弱い方などは無理のない範囲で調整してください。)

結論:予防大国になるために

現状、私たちは「治療優先」の社会で生きていますが、国も特定健診や『健康日本21』といった予防の取り組みを少しずつ進めています。

しかし、最も大切なのは、「満腹感は時間差でやってくる」ことを理解し、「スピード・意識・環境」をコントロールする、あなた自身の毎日の小さな積み重ねです。

💡 MITSURUの私見:頑張っている人にこそ優遇を

予防に励み、病気にならない生活を送っている人(健康寿命が長い人)こそ、国民皆保険料が安くなるのが正しいのではないでしょうか。車の保険のように、「健康的な生活」という低リスクに対し、優遇策があるべきだと私は考えます。

「今ちょっと足りない」という感覚が、実は身体にはちょうどいいということを習慣化しましょう。この小さな積み重ねが、未来のあなたの健康と社会の負担を必ず守ってくれます。


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