116 💡 再構成記事案:脱・リズム感なし!ダンスの評価を格上げする「音取り」完全ロードマップ

 (早取り克服、ジャストから大御所タメへの進化術)

🎯 【この記事を読んでもらいたい人】

  • ダンス初心者で「リズム感がない」と思っている人

  • 自己流の練習に行き詰まっている人、特に「早取り」になってしまう人

  • 自分のダンスがなぜ評価されないのか知りたい人

  • 上手いダンサーの「ノリ(グルーヴ)」を身につけたい人


## 1. 「リズム感がない」は誤解です!まずは土台を築こう

ダンスを始めたばかりで「私にはリズム感がない」と悩む方が多くいらっしゃいますが、それは大きな誤解かもしれません。

筆者(MITSURU)は「下手」という言葉は嫌いです。『ダンスが上手じゃない』のは、最初から当たり前。まずはその意識を捨てましょう。

🕺 “じゃんけん”ができれば、あなたにはリズム感がある!

リズム感とは、音楽に限らず「タイミングを合わせる能力」のことです。

例えば、じゃんけんを考えてみてください。

  • じゃんけんポンの「ポン」で、相手と同時に手を出す。

この「ポン」に合わせられるなら、それはすでにリズム感があるということです。ダンスはじゃんけんよりも複雑ですが、リズムに合わせて形(ステップ)を出すという点では同じです。

まずは「自分にはリズム感がある」と自信を持って、基礎的なステップを学ぶことから始めましょう。


## 2. 上達への近道:効率の良い反復練習ステップ

効率の良い反復練習(同じ動作を繰り返す練習)は、以下の順番で行うことで、遠回りせずに上達できます。

ステップ1:【音源無し編】まずは「形」を覚える

最初は、リズムに乗せようとせず、鏡の前で体の形や動きの順番を覚えることに集中します。

特に初心者やシニアの方は、動き(触覚)とリズム(聴覚)を同時に使うと混乱してしまうことがあります。まずは動きの「形」を完璧に体に覚え込ませるのが目的です。

ステップ2:【音源有り編】ゆっくり(BPM)から合わせる

形を覚えたら、いよいよ音楽に合わせて踊ります。このとき重要なのは、必ずゆっくりしたテンポ(BPM)の音源から始めることです。

ゆっくりなテンポで「形」と「リズム」を合わせる練習を繰り返し、慣れてきたら徐々に速い音源にもチャレンジしていきましょう。


## 3. 自分の「音取り」タイプを知る:評価が分かれる3つのノリ

リズムに合わせて身体を動かすことを「音取り」と呼びます。あなたのダンスが今、音楽に対してどのようなタイミングで動いているかを知ることが、次のレベルへ進むためのカギになります。

音取りには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

タイプタイミングダンス界での評価
ジャスト取り音楽のビート(音)と動きが完全に一致土台・基本(サナギ)。正確だが、個性がなく機械的に見えやすい。
遅取り(タメ)意図的にビートのわずかに後ろで動く最高評価(蝶・大御所)。余裕とグルーヴ(ノリ)を生み出す。
早取り音楽のビートよりも早く動いてしまうNO GOOD。技術不足や焦りの表れと見なされる。

⚠️ なぜ「早取り」は避けるべきなのか?

早取りは、単なる技術ミスではなく、パフォーマンス全体の質を大きく損なうため、ダンサー界では非常に深刻な問題とされています。

  1. グルーヴ(ノリ)の破壊:音楽を待たずに動くため、ダンスと音楽の間にズレが生じ、観客に不快な不協和音のような違和感を与えます。

  2. 焦りや未熟さ:振り付けが未完成、または本番で緊張している証拠と見なされ、「基本が身についていない」と評価が下がります。

  3. チーム連携の乱れ:チームで踊る際、一人でも早取りをすると、全員の動きがバラバラになり(ユニゾンが崩れる)、練習の成果が台無しになってしまいます。


## 4. 評価を格上げする「遅取り(タメ)」の正体

ジャスト取り(サナギ)を卒業し、プロのダンサーが愛用するのが、この「遅取り」、すなわち意図的な「タメ」です。単に遅れた「ミス」ではなく、リズムを完全にコントロールしている証拠だからこそ評価されます。

タメは、あなたのダンスに以下のようなプラスの要素を与えます。

  • グルーヴの演出:ビートの後ろで動くことで、ジャストでは出せない重みや粘り気、セクシーさを生み出します。

  • 余裕とオーラ:リズムを自分のものにしている信頼感、大御所感(オーラ)を与えます。

  • 緩急の演出:タメてから一気に動くことで、動きがよりシャープに、パワフルに見えます。


## 5. 早取りを克服し「意識的なタメ」を習得する具体的な訓練法

何を隠そう、私MITSURUも昔は「早取りの人」でした。早取りは、意識(マインド)を変えることで必ず克服できます。

ステップ1:自分の立ち位置を客観的に知る

まずは、動画を撮影するか、ジャストで踊る人と一緒に踊って、自分が「早取り」になっていることを客観的に理解しましょう。

ステップ2:「無意識」から「意識」へ切り替える

早取りの人は、音が来ると無意識に反射的に動いてしまうため早くなります。解決策は、真逆の「意識して踊る」に変えることです。

  • 「仕掛け心」を持つ:「音より少し遅く取ってやる!」という意識を強く持って踊り始めてください。これは、リズムを自分でコントロールする訓練になります。

ステップ3:動画撮影(リール)で実践的な訓練をする

この「意識的な遅取り」の訓練として、SNSの動画撮影(リールなど)を活用するのが非常に有効です。

  1. 何も考えず気分良く踊った後、「音ズレ(早取り)していないか」を厳しくチェックします。

  2. 撮影時、音に合わせるだけでなく、「自分の動きが意図的に遅くなっているか」を画面で見ながら確認する意識を持ちましょう。

この訓練を通じて、「実際より遅いリズムで合わせる」感覚を身体に覚え込ませることができれば、あなたは「サナギ」から「蝶」へと進化し、評価されるダンサーへの道が加速します。


合わせて読んでほしい記事

⑪ ⚔️ プレコリオ全盛時代を生き残る!オリジナルダンスの「共存・補完」戦略:現役講師が語るメリット・デメリットと差別化の極意

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/05/blog-post_16.html 

⑭ 【ZUMBA独り勝ちの秘密】現役講師が徹底解剖する驚異のビジネスモデルと収益構造

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/05/zumba.html 

⑲ 【ZUMBAだけじゃない!】日本の人気プレコリオダンス徹底比較ガイド:現役講師がランキング、特徴、クラブ戦略を分析

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/05/blog-post_44.html

㉑ スポーツクラブで始めるダンス!王道3ジャンルの魅力

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/05/blog-post_25.html 

㉒ 『ZUMBAと何が違う?ラテンとベリーの魅力解説』

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/05/blog-post_48.html 

101 🕺 ダンスが国民的スポーツになる未来:中高年・シニア層に広げる「4つの鍵」と異業種の教訓

https://mitsurudance.blogspot.com/2025/08/101.html



コメント

このブログの人気の投稿

⑪ ⚔️ プレコリオ全盛時代を生き残る!オリジナルダンスの「共存・補完」戦略:現役講師が語るメリット・デメリットと差別化の極意

68 🥇 【30年講師が教える完全版】失敗しないジム選びと継続の極意:会費の「元を取る」活用ガイド

55 📘 インストラクターの未来戦略:AI時代を生き抜く「自己分析」と「差別化」の教科書