㊷ 🚀 【第3部:キャリア・仕事拡大編】報酬アップ!フリーランス講師が「鉄板ネタ」を資産に変え、大手クラブの「仕事枠」を獲得・拡大する戦略
💼 はじめに:報酬の現実と臨時収入(有料レッスン)の必要性
フリーランスのインストラクターとしてスポーツクラブと契約を結ぶということは、あなたがその企業の「ビジネスパートナー」になるということです。単にレッスンを提供するだけでなく、「この講師がいるとお客さんが増える、売上が上がる」という付加価値を提供することで、あなたの仕事は安定し、拡大していきます。
1. 講師の報酬(ギャランティ)の仕組みと厳しい現実
(1) 報酬が「目減り」する仕組み
スポーツクラブとインストラクターは「委託契約」を結びます。この契約書には「基本報酬額」が記載されますが、ここに大きな落とし穴があります。
基本報酬は「60分」あたりの金額: 契約書に書かれた金額は「1時間(60分)」の金額です。しかし、今のレッスンの主流は45分や30分です。
「掛け算」で報酬は下がる:
45分レッスンは、基本報酬の0.75倍
30分レッスンは、基本報酬の半額(0.5倍)
例えば、基本報酬が¥3,600/1hでも、45分レッスンなら手取りは¥2,700となります。
(2) 頑張っても基本報酬は上がらない現実
たとえ10年間、通常レッスンの集客目標をクリアしたとしても、多くのクラブでは基本報酬額が何千円もアップすることはまずありません。報酬のアップは百円単位で上がることも難しいのが実情です。
基本報酬のアップが難しいなら、自分で「臨時収入」を得るための行動をする必要があります。それが、有料レッスンの企画・実施です。
Part 1:選ばれ続けるための基盤:「鉄板ネタ」を資産に変える
企業に「是非、うちでレッスンをしてください」と頼まれる講師になるには、まず指導者としてのスキルを磨き、それを「どこでも通用する資産」に変える必要があります。
2. 努力を資産に変える「車の両輪」の法則
プロとして長く活躍するためには、以下の2つの要素を高いレベルで持ち合わせる必要があります。
ネタそのもの(振付のストック): どこの場でもお客様に喜ばれる「鉄板の振付やステップの成功事例」をどれだけ持っているか。
アウトプット力(伝える力): そのネタを最大限に活かし、お客様を上達させる「指導力や説明力」。
(1) お客様の反応から作る「鉄板ネタ」の量産法
「鉄板ネタ」とは、あなたのレッスンで「お客様の反応が良かった(盛り上がった、楽しそうだった)」というデータに基づいて、予め準備しておいた振付やステップのことです。
地道なデータ収集: お客様の反応が良かったステップは、「鉄板ステップ集」として記録・蓄積しましょう。このデータが、あなたのレッスンを安定させる土台です。
ストック数の増やし方: 自分の好きなジャンルに限らず、教え方動画を見て比較し、最も分かりやすいと感じた教え方で完璧にマスターするまで自主練習を繰り返しましょう。
(2) プロの誇り:「言葉」による伝える力を磨く
振付を「魅せる力(表現力)」も大切ですが、お客様を確実に上達させる王道は「言葉による説明力」です。
講師主観の共有: 「こう動くとカッコよく見えるよ!」といった、講師の感覚を言葉で共有し、お客様が動きに深みを出すヒントを与える。
安全への配慮: 「ここまで体を傾けると腰を痛めるかもしれないから程々に」など、怪我の予防に関わる注意喚起を欠かさず行い、お客様の安全を守る。
3. 臨時収入を得るための戦略
基本報酬アップが難しい現実がある以上、「自分で臨時収入を得る」ことがキャリアアップの近道です。
STEP 1:普段の無料レッスンを「満員御礼」にする
無料レッスンが人気であればあるほど、お客様は有料レッスンにも興味を持ってくれます。まずは通常レッスンを満員にしましょう。
STEP 2:お客様が「受けたい!」レッスンをカスタマイズ
人気レッスンを体験・見学し、「なぜあなたのレッスンを受けたいのか」を考えてオリジナルレッスンを作り込みます。
ヒント: 難易度の高い振付へのこだわり(執着)を捨て、「左右対称」「繰り返し」といった、習得しやすく安心できる要素を積極的に取り入れる力が集客に繋がります。
Part 2:企業に選ばれる「ビジネスパートナー」戦略
企業が講師に望む最も重要な協力は、売上に直結する貢献です。
4. 企業が本当に望むこと:「有料企画」による売上貢献
「代行協力」は支出: レッスンを代行することは店舗支援にはなりますが、講師への報酬(ギャランティ)が発生するため、店舗側から見ると「支出」となりがちです。
「有料企画」は収入: 講師が企画し、有料で実施するクラスやイベントは、店舗に「収入」をもたらします。
有料企画を通じて売上貢献の実績(データ)を積み上げることで、講師は店舗にとって「支出」ではなく「売上に貢献してくれる貴重な存在」となるのです。
5. 仕事枠を獲得・拡大する実践戦略
売上貢献の実績は、すぐに新しいレッスン枠に繋がらないこともありますが、必ず「遅効性のレッスン依頼」という形で実を結びます。
(1) 【大金星】オーディションがない場所への「新規開拓」戦略
オーディション募集のない大手クラブに飛び込みで契約を勝ち取ることは可能です。
合格の決め手は「期待」: 合格の決め手は、「この人なら会社に貢献してくれる」という期待です。
面談準備の切り札: 以下のツールを準備することが、あなたの真剣度とプロ意識を伝えます。
自分の実績をまとめた書面(指導歴、集客実績、有料イベントの成功など)
指導動画
実績の語り方: 面談では、「集客目標を達成しました」という事実(目標達成)よりも、「リピーターを継続的に獲得できた →「その成果から有料イベントを成功させた」という「成果(実績の本質)」をPRしましょう。
(2) 【金星】既存の大手クラブで「仕事枠を増やす」拡大戦略
既存の契約店舗を足がかりに、同系列の別店舗で仕事枠を増やすための具体的な手順は以下の通りです。
店舗を調査: ダンスレッスンが盛んな店舗を数店舗ピックアップする。
既存店舗に一報: 現在お世話になっている店舗のスタジオ担当者に、別店舗への連絡希望を伝え、筋道を通す(店舗間の横の繋がりを意識)。
ターゲット店舗にTEL: 既存店舗の承認を得てから、ターゲット店舗の担当者に連絡を取り、実績を元に面談を依頼する。
6. 長期的な活躍のための「三方良し」の企画哲学
獲得した仕事を安定させ、さらに拡大し続けるために、以下の三者がメリットを享受できる「三方良し(さんぽうよし)」の視点で企画を実行していきましょう。
店舗が喜ぶ: 集客力、売上アップ
お客様が喜ぶ: 上達、達成感、コミュニティ
自分にメリットがある: 安定収入、講師としての価値向上
この「鉄板のスキル基盤」と「売上貢献の実績」こそが、あなたが単なるインストラクターではなく、「店舗が欲しがるビジネスパートナー」として長く活躍し続けるための鍵となります。
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